2025年春、Incase Tracksシリーズから、待望の新作となる「Tracks Tote」と「Tracks Sling」が登場。Tracksシリーズに備わる機能性や使い勝手をどのように受け継いでいるのか、それぞれを徹底解剖して明らかにする。
マルチユースで使える優れたパフォーマンスを秘めたTracksシリーズ
Tracksシリーズのテーマは、"All roads travelled. -どの道も、これひとつで"。ヘビーデューティな素材の採用や、使い勝手の優れた収納構造や仕様、スタイルを問わない洗練されたデザイン性により、シチュエーションやスタイルを気にすることなく使えるシリーズとして2024年に誕生した。初弾モデルである「Tracks Backpack 25L」は発売から間もなくIncaseにおけるNo.1人気を獲得し、実力の高さを知らしめた。
シリーズ共通のディテールとして、1,680デニールのコーデュラバリスティックナイロンという最高クラスにタフな生地を採用。どのようなシーンでも、大切な荷物を守る。
目を引く縦ファスナータイプのフロントポケットもシリーズの共通ディテール。容量が大きく、さまざまな道具を入れられる。
正面に取り付けられたメタルのロゴプレートはあえてブラックで表現し、ミニマムな世界観を表現する。
ファスナープルはループをひねった仕様。指がひっかかりやすく、少ない力で操作できる。
見えないところにもこだわりが。底部には厚手のクッション芯材が使われており、床に置いたときに、中の荷物に与える衝撃を和らげる。
驚くほど機能的で幅広いニーズに応える「Tracks Tote」
「Tarcks Tote」は、シリーズ初のトートバッグだ。アイコニックな縦ファスナーを備えつつ、各所に多彩な収納スペースを設けることで、マルチパーパスを実現している。
「Tracks Tote」の収納性
縦ファスナーは、中の荷物を滑らせるようにしてサッと取りさせるのがメリット。容量も大きく、手帳や単行本などを入れておける。
フロントポケットのすぐ裏にサブコンパートメントを装備。ペンホルダーや仕分けポケットを集約させたオーガナイザーパネルや着脱可能なキーストラップを備え、荷物を効率よく整理できる。
両サイドにクイックアスセスポケットを装備。折りたたみ傘など、長いモノは差し込んで入れておける。
背面ポケットはホックボタンで開閉する仕様。指貫きが付いていて、閉じるときに便利だ。
メインコンパートメント内には、ノートPCとタブレットがそれぞれ収納できるテックポケットを装備。起毛素材が使われ、小キズがつきにくいようにしている。
反対側には2つのメッシュポケットを用意。ケーブルやモバイルバッテリーなどを収めておくのにちょうどいい。
内部両サイドにはゴム製ストラップが装備され、ドリンクボトルなどを倒れないように固定させておくことができる。
「Tracks Tote」の使い勝手
ハンドルは、手持ちも肩掛けも自然にできる絶妙な長さ。15㎝とマチ幅もほどよく、腕の下にスッキリ収まる。
メインコンパートメントは天ファスナー仕様。荷物の転落を防ぐとともに、他人から中身を覗かれる心配もない。
バックポケットは底部がファスナーで開けられるつくりで、キャリーバーを通すことが可能。スーツケースにセットアップでき、旅行や出張に便利だ。
考え尽くされた構造で機動的に使える「Tracks Sling」
街歩きなど、日常使いに最適な「Tracks Sling」もラインナップ。考え尽くされた設計により、コンパクトなボディの中にさまざまな身の回り品を集約しておける。
「Tracks Sling」の収納性
今作にもやはり縦ファスナーのフロントポケットをレイアウト。IDカードやパスケースなど、頻繁に出し入れする荷物の収納場所として最適だ。
トップパネルに、スマホなどの収納に適したアクセサリーポケットを搭載。容量も大きく、ワイヤレスイヤホンやコンデジなども一緒に入れておける。
メインコンパートメント内には、タブレットを収納できるテックポケットやオーガナイザーパネルを設置。Air Tagが入るブランドタグも備えている。
反対側にはファスナーで開閉するメッシュポケットと着脱可能なキーストラップを装備。他の荷物を区別しておきたいときに重宝する。
「Tracks Sling」の使い勝手
体の前側でも後ろ側でも持てる仕様。ストラップは左右の付け替えが可能で、利き腕や好みに応じてアレンジできる。
ストラップの取り付け部が大きなカーブを描いたフォルムになっており、体に沿ってフィット。これにより、快適に持ち運べる。
タイトにしたストラップを一瞬で緩ませるクイックリリース機能を搭載。バッグを降ろしたいとき、ストレスなく実行できる。
まだまだ広がるTracksの世界
トートバッグとスリングバッグの登場で、よりバラエティが広がったTracks。あらゆるシチュエーションでの利用でき、世界をシームレスにつなぐというスタイルは、これからも多くの人に受け入れられていくに違いない。