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出張で使えるバックパックの5条件

今日においても、“出張”はビジネスの要だ。
多様性を尊重しようとする社会の動きは、リモートワークやフリーアドレス制など場所を問わない業務を増やしたが、一方で消費者のニーズも多様化。市場の要望に応えるため、スピーディな対応が求められるようになった。取引先や提携パートナーのもとへ出張し、直接の交渉で得られるメリットは依然として大きなままだ。
では、出張にはどのようなバッグが適しているのだろうか? アクティブに行動できるバックパックタイプをベースに、出張で使えるバッグの条件を検証する。

出張で活躍するA.R.C. COMMUTER & Tracks Backpack 25L

Incaseのバックパックは、最良の素材や設計を駆使し、デジタルデバイスをはじめとするさまざまな荷物を適切に持ち運べるよう配慮した「キャリングソリューション」だ。シンプルかつミニマルなデザインはフォーマルな場にも合わせやすく、多くのモデルがビジネスシーンでも通用するが、こと出張という状況にあっておすすめしたいのがA.R.C. Commuter PackとTracks Backpack 25Lの2モデルだ。
ここからは出張バッグに求められる条件を明らかにしつつ、この2モデルの特徴についても紹介していく。

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A.R.C. Commuter Pack

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Tracks Backpack 25L

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【条件1】オン・オフを明確に区分けして収納できること

日常の業務と出張との大きな違いは、収納する荷物の内容が変わることだ。日帰りのケースを除くと、具体的には宿泊やオフの時間を過ごすためのプライベートな荷物が追加される。単なる旅行ならば容量的にカバーできればそれで済むが、ビジネスの出張ではそうもいかず、仕事で使うオンの荷物とプライベートなオフの荷物を明確に区別できる必要がある。
なぜなら、そのバッグは商談というフォーマルな場に持ち込まれるためだ。交渉の俎上に載せようと商品サンプルを取り出す際、バッグに入れていた私服が引っかかってしまっては心証が悪くなる。大切な資料とともに誤って観光雑誌も出してしまえば「遊びにきたのか」と思われ、仕事に対する本気度が疑われてしまうだろう。ビジネスのカジュアル化が進んでいるとはいえ守るべき礼節はあり、オンとオフを明確に分けることがこれに当たる。

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A.R.C. Commuter Packは背面に独立したテックコンパートメントを備え、PCやタブレットのほか、書類などを収納できる。筆記具や名刺といったビジネスツールは、細かく仕分けされた上部のフロントパネルポケットに。そしてプライベートな荷物は、十分な容量のあるメインコンパートメントやフロント下部のポケットに収納させておける。

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Tracks Backpack 25Lにも独立したテックコンパートメントが装備されている。大きく開くサブコンパートメントはペンや名刺、充電ケーブル、書類といったビジネスツールを入れるのに適している。プライベートな荷物はメインコンパートメントのほか、フロントにある大型の縦ジップ開閉式コンパートメントも便利で、軽アウターやカメラといったかさばる荷物も入れておける。

【条件2】ビジネスツールを効率的に収められること

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ただ持ち運べるだけでなく、スマートに出し入れできることもバッグに求められる要素だ。特に費用対効果や効率が重視されるビジネスにおいては、そうしたスマートさが仕事のパフォーマンスに直結する。
これはビジネスバッグとして常識だが、出張バッグにおいても必須条件であることに留意したい。というのも、出張というシチュエーションから容量や機能性が強く意識されるあまり、こうした点がおざなりになりがちだからだ。デジタルデバイスや名刺ケース、ペン、メモ帳、手帳といったビジネスツールをワンアクションで取り出せるかどうか、今一度確認しておきたい。

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A.R.C. Commuter Packの上部のフロントパネルポケットには、スキミング防止用のセキュリティポケットやストレッチ性メッシュポケットなどのほか、ケーブルや小型充電器などを固定するための3つのゴム製ストラップを装備。特にゴム製ストラップには自分が頻繁に使っているツールを挟んでおけるので、重宝するはずだ。背面のテックコンパートメントはPCとタブレットをそれぞれで収納できるよう設計されており、それらをプレゼン等で活用している人のニーズに応えている。

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Tracks Backpack 25Lはサブコンパートメント内にマルチファンクションポケットを設置。2つのペンポケットや大小さまざまなポケットが用意され、さまざまなツールを収めておける。特に蓋側に設けたジップ式メッシュポケットが便利で、中に入れたものがわかるので、ACコネクターやUSBメモリなど小さなツールの収納に適している。

【条件3】ジャケットや靴も入ること

オンとオフをまったく同じ服装で過ごすという人は、いまだ少数だろう。また宿泊を含むのであれば、着替えも必要だ。
一般的な旅行なら適当に詰め込んでおけばいいかもしれないが、仕事に使う衣類は身綺麗さが求められるものだ。シャツやジャケットはなるべくシワが入らないようにしたいし、仕事で履く革靴は傷まないよう収納しておきたい。これらをきちんと収納できるスペースがあるかどうかも、出張バッグの条件に挙げられるだろう。

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A.R.C. Commuter Packはメインコンパートメント内にワンタッチで着脱できるウェビングストラップを装備。これは旅行用スーツケースなどにも見られるディテールで、折りたたんだシャツなどをしっかりとホールドし、シワになりにくくする効果を期待できる。

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Tracks Backpack 25Lのフロントパネルに設けられた縦ジップ開閉式コンパートメントは、革の短靴を収納できるほどのスペースを備えている(靴の種類やサイズにもよる)。プライベートな時間はスニーカーに履き替えたいという希望を叶える。

【条件4】キャリーケースにセットアップできること

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数日の連泊であったり仕事の道具がかさばったりする場合、出張バッグに加えてキャリーケースも利用することになる。路上を転がして移動できるキャリーケースは実に便利だが、出張バッグをキャリーケースの上にセットアップできればさらに負担感が軽減され、移動が楽になる。
このスタイルを実現するには、出張バッグのバックパネルにキャリーバー取り付けストラップという専用の装備がいる。ただ単にキャリーケースの上に載せただけでは、ゴロゴロと移動しているうちにずり落ちてしまうからだ。キャリーバーを使ってバッグを固定できることも、出張バッグとしての条件のひとつに数えられるだろう。

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A.R.C. Commuter Packは、クッション性と通気性を高めたOrtholite製バックパネルの一部をキャリーバー取り付けストラップとして採用。

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Tracks Backpack 25Lは、背面中心部にキャリーバー取り付けストラップを搭載。普段は立体的なバックパネルの凹部に入り込んでいるため、背中に違和感を覚えることがない。

【条件5】クライアントの前でもスマートに持てること

出張バッグは移動だけでなく、クライアントの前にも持ち出すことになる。そのため容量や機能だけでなく、見た目も重要だ。具体的には、「TPOに適したフォーマルさがある」「自身のビジネスウエアと親和性がある」ことが求められる。
バックパック自体カジュアルな趣きがあるうえ、一定の容量が必要な出張バッグは野暮ったくなりがちだが、Incaseは機能美を追求した無駄のないつくりやシンプルな色使いによってスタイリッシュに仕上げている。

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A.R.C. Commuter Packは肉厚のトップハンドルを備え、手持ちでも様になるデザイン。スッキリとしたスクエアのシルエットで、タイドアップしたフォーマルスタイルにもマッチする。

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Tracks Backpack 25Lもトップハンドルで手持ちでき、クライアントの前でも品よく見せられるモデル。オーバルなシルエットはトレンド感があり、ジャケパンを中心とした今どきなビジネススタイルに合わせやすい。

期待に応える出張バッグを

時間的にも費用的にもコストが掛かる出張は、相応の成果が求められる。だからこそ、一緒に持ち歩くバッグは慎重に吟味し、実力を伴ったものを選ばなくてはならない。ここで示した5つの条件を念頭に、自分にふさわしい出張バッグを見つけてほしい。

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