“A better experience through good design (グッドデザインを通じてより良い経験を)”を信念に、ユーザーにとって最高の「キャリングソリューション」であり続けることを目標としているIncase。そうした信条をもっとも色濃く反映し、ブランドの柱として定着しているのが「A.R.C.」シリーズだが、待望の新作として「A.R.C. Duffel」「A.R.C. Crossbody Bag」が登場することとなった。この2型にA.R.C.の理念はどのように取り込まれているのか、その詳細をお伝えする。
-A Responsible Carry- A.R.C.シリーズとは?
「A.R.C.」シリーズが誕生したのは2021年夏。「A Responsible Carry(責任を持って運ぶ)」の頭文字から命名されたシリーズだ。開発にあたってIncaseは「荷物を持ち運ぶためのツール」というバッグの本質へ回帰することを決意し、目先のトレンドや収集心を刺激する奇抜さといった余分な要素を徹底的に排除。そうすることであらゆる季節・天候・シーンで使えるタフネスさやユーティリティ性、現代に求められるツールをスマートに収められるオーガナイズ性能、現代的な装いにフィットするデザインと、Incaseが目指す「ユーザーにとって最高のキャリングソリューション」としてのひとつの完成形を見せている。
現在までに、トラベルシーンに優れた「A.R.C. Travel Pack」、ビジネスパーソンに最適な「A.R.C. Commuter Pack」、オンオフどちらも使いやすい「A.R.C. Daypack」、仕事道具をスマートに持てる「A.R.C. Brief」、機能的でモダンな「A.R.C. Tech Tote」、デジタル関連ツールがまとまる「A.R.C. Accessory Organizer」の7型を展開。そして2024年冬には、待望の新作として「A.R.C. Duffel」と「A.R.C. Crossbody Bag」が登場する。より幅広い領域で、「A.R.C.」の魅力を味わえる機会が広がることになる。
旅にジムに活躍する「A.R.C. Duffel」
「A.R.C.」シリーズはもとより、Incaseにおいても画期的なダッフルタイプが登場。大容量のスペースと「A.R.C.」らしいスマートな収納性能が組み合わさり、さまざまなシーンでかつてない使い心地を提供する。
これひとつで宿泊できる充実の容量
「A.R.C. Duffel」の魅力は、なんといっても容量の大きさだ。これまで約22.6Lの容量を誇る「A.R.C. Travel Pack」がシリーズ最大の収納量を誇っていたが、この「A.R.C. Duffel」は約44.4Lとおよそ2倍を記録(容量は高さ×幅×奥行きで簡易的に算出したもの)。
そのため、2~3泊程度の旅行に十分対応できるし、シューズやドリンクなども入れるジム用バッグとしても余裕で活躍する。
内装には2つの仕分けポケットが付属。手帳やポーチなどを、他の荷物に紛れさせずに済む。またブランドタグはAirTag用ポケットにもなっており、セキュリティ性も高めている。
オーガナイザーポケットに小物をスマートに収納できる
「A.R.C.」のアイコニックなディテールでもある、オーガナイザージップポケットを備えているのも特徴だ。フロント下部のジップポケットを開くと、メッシュポケットやキーフック、ゴムバンド、仕分けポケットなど多彩で整理された収納構造が広がり、デジタルツールやカードケース、パスポートといった手荷物品を効率よく整理できる。スキミングを防止できるセキュリティポケットも配置され、RFIDを利用できるクレジットカードやICカードが不正にスキャンされてしまうというトラブルを回避できる。
ガジェットはアクセサリーポケットで大事に持ち運ぶ
フロント上部には、アクセサリーポケットがレイアウトされている。起毛裏地を貼ることで荷物の表面に小キズがついてしまうのを防ぎ、スマホやワイヤレスイヤホン、デジカメなど傷つけたくないデジタルデバイスの収納に最適だ。他「A.R.C.」シリーズの同ポケットよりも容量が大きいので、複数のデバイスを入れておけるはずだ。
ドリンクボトルはすぐに取り出せるサイドポケットへ
両方のサイドパネルにもジップポケットを装備。L字ジップを開くと伸縮するマチ布が広がる仕組みで、ドリンクボトルや折りたたみ傘などを収納できる。
ノートPCには専用スペースを用意
背面側には、内側全面に起毛裏地を使ったラップトップコンパートメントを用意。大切なノートPCを傷つけにくく、かつ出し入れも快適だ。ダッフルタイプでここまで機能的なラップトップコンパートメントを設けているのも、あらゆるライフスタイルでデジタルデバイスの重要性を認識するIncaseらしい仕様といえる。
肉厚パッドで少ない負担感で持ち歩ける
便利なショルダーストラップも付属。中央には肉厚のメッシュパッドを備え付け、重い荷物を持つときでも少ない負担感でバッグを担げる。なお、ショルダーストラップを取り付けるDカンは左右それぞれ2つずつ設けられており、担ぎ方や利き腕に合わせて選択できるのもユニークだ。
キャリーケースにもセットアップ可能
バックパネルには、キャリーバーを取り付けできるシークレットポケットを装備。通常は普通のジップポケットとして活用できるが、下部のジップを開けることでキャリーバーを通せるようになる仕組みだ。これを使うことでズレにくくなり、スーツケースを引いての移動が楽になる。
ただ容量が大きなだけではなく、多収納で機能的。従来のダッフルに対する固定概念を覆す実力を備えている。
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街歩きのお供に最適な「A.R.C. Crossbody Bag」
もうひとつの新作が、「A.R.C. Crossbody Bag」。コンパクトな縦型ショルダータイプで、必要最小限の荷物だけを持って気軽に街歩きしたいユーザーに最適なバッグだ。Incaseが追い求めるシンプル&ミニマルなスタイルを的確に表現したものであり、細部のひとつひとつにブランドの想いが宿っている。
スマホや財布は出し入れしやすいフロントポケットへ
やはり今作にも、オーガナイザーポケットを配置。フロントのジップを開けるとジップポケットやキーフックといった複数の収納スペースが広がり、スマホ、財布、カギといった荷物をまとめて入れられる。移動中も開閉しやすいのがポイントで、必要なツールをすばやく出し入れできる。
メイン収納にはタブレットやペットボトルも収納可能
メイン収納は適度な深さがあり、ペットボトルや折りたたみ傘、メガネケースなども収納可能。芯材入りの内ポケットには、約10型のタブレットも入れておける。
大きな荷物は背面オープンポケットへ
さらに背面にオープンポケットも用意。手帳や本を入れたり、すぐに取り出したいチケット類を暫定的に入れておくスペースとしても有効だ。
スリムなボディで混雑した場所でも邪魔にならない
手にとってチェックしてもらいたいのが、フォルムだ。ゆるやかな流線型で、斜めがけした際に体のラインにスッと沿わせられるよう立体的に設計されている。これにより違和感なく持ち歩くことができるし、混雑した通りを歩く際も邪魔になりにくく、それなりの容量を確保していながらもスマートで洗練された見栄えを生むことに成功している。
街歩き用として他のバッグではピンとこなかった人も、ぜひ「A.R.C. Crossbody Bag」を試してもらいたい。
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新作追加で「A.R.C.」シリーズは次の段階へ
新たに加わった「A.R.C. Duffel」と「A.R.C. Crossbody Bag」は、日常使いを意識したシーンでも実力を発揮できるモデルだ。より魅力を増した「A.R.C.」シリーズに注目してほしい。