IMG

【直営店の専任スタッフが教える】自分にベストなバックパックの選び方

現代人の暮らしに欠かせない存在となったバックパック。ニーズの高まりに歩調を合わせるようにして、バックパックの機能性やデザインはものすごい勢いで進化し続けている。ところが急速に進化を遂げているあまり、「バリエーションが多すぎてどれを選べばいいかわからない」という悩みも生まれてきた。果たして、自分にとってベストなバックパックを見つけるにはどうすればいいのか? そこで今回は、十数年バッグ業界に籍を置いてきた直営店「Incase SHINJUKU」の専任スタッフに、パックパックを選ぶコツをリサーチした。

自分が"絶対に譲れない機能"をあらかじめ想定しておく

バッグパックを選ぶ際は、リアルのショップであれECサイトであれ、数多くの製品に触れるのが原則だ。そうした体験を通すなかで、機能の要不要、デザインの好き嫌いといった自己の理想を突き詰められる。しかし冒頭で示したように、いま私たちが購入可能なバックパックの数はあまりに膨大だ。
「なんの準備もしないままに挑むと、モデル数の多さやユーザーレビューなどの他人の意見に飲まれ、『自分が本当に欲しかったのは何だったのか?』見失ってしまいかねません」
そのため、ショップやECサイトを覗く前に「コレだけは!」という最低限の条件を想定しておくのがいい。具体的には、容量やコンパートメント数といった基本性能と、自分にとって絶対に必要だと思える+αな機能だ。

大前提となる基本性能を考慮しておく

IMG

第一に考えたいのは、容量。モノが入り切らなければ「荷物を運ぶツール」というバッグ本来の意味を果たせないし、「大は小を兼ねる」とはいえ大きすぎてはスマートではない。「どのシチュエーションで使うのか?」という用途にも関わってくるが、まずは自分が必要としている容量をある程度定めるのがいい。Incaseではサイズ表記に加えリットルで容量の目安も示されているので、参考にしたい。
また、コンパートメント数も1つか2つか、決めておくといい。仕事とプライベートを頻繁に行き来するワークスタイルを実践している場合は、2つに分かれているほうが便利だ。

あると役立つプラスαな機能もチェック

IMG

すべてのバックパックには備わっていないが、自分にとっては欠かせない機能があれば、それも事前に整理しておきたい。実際に使うまでは有用性を理解できていなかったが、「一度使うと手放せなくなった」という機能は多いものだ。
例として、次のような機能が挙げられる。
・ドリンクホルダー
・シューズポケット
・ガジェットポケット(スマホ用収納)
・ノートPC収納
・タブレット収納
・オーガナイザーパネル
・ペンホルダー
・チェストストラップ
・スキミング防止用のセキュリティポケット
・エキスパンション機能
・スーツケースの上に乗せて固定できるストラップ

Incaseなら、この機能は絶対についてくる

Incaseでも多種多様なパックパックを展開しているが、「ユーザーにとって最高のキャリングソリューション」というブランド哲学を実践するため、どのモデルに共通して備えている機能がある。以下の機能はIncaseの全バックパックに対応しているので、安心して選んでほしい。
・ノートPC収納
・耐久性に優れ撥水性も備えた生地
・ツールを収納しやすい多彩なポケットレイアウト
・人間工学に基づいたショルダーストラップ&バックパネルのデザイン

問い合わせ率TOP3はこれ!

IMG

Incase SHINJUKUの専任スタッフによると、ユーザーからの問い合わせ内容にはいくつかの傾向があるという。
「お客様から聞かれるのは、特に次の3つが圧倒的に多いですね」
1.撥水性・防汚性
2.高耐久な生地
3.軽量性
「Incaseのバックパックなら、程度の差こそあれ、どのモデルもこれら3つの要素をクリアしています。なので、そこにご自身のニーズも考慮してお選びいただければと思います」

愛用品が収まるか実物でチェックする

「Incaseはwebページ上でも各モデルの詳細な情報が掲載されていて、欲しいモデルを十分選別できるようになっています。ただそれでも、実物に触れられるというのはリアルショップならではの利点。ぜひ手に触れてみていただきたいですね」
ここからは、リアルショップを訪れた際にチェックしてみてほしい事柄についてまとめる。

PCの収まり具合や取り出しやすさを確認

IMG

まずは機能面をチェック。
ノートPCを収納するためのポケットは全モデルに備わっており、リモートワークを行うビジネスパーソンや外出先でもPCを操作したいユーザーにとって必須の機能だ。Appleの公式パートナーであり、ノートPCを外に持ち歩くスタイルをいち早く提供したIncaseでは、収納可能なサイズ表記の単位としてMacBookのインチ数を用いている。
「Windows機でもこのインチ数が目安になります。ただ最近はベゼルレスタイプや耐衝撃性に優れたタイプなどさまざまで、同じインチ数でも実際のサイズ感は異なっている場合が多いんです。そのため、ご自身の愛機が適切に収納できるのか実際に試してみるのがいいですね」
また縫製の仕方やレイアウトから、出し入れのしやすさもモデルによって異なるので、そのあたりもチェックしてみてほしい。

愛用スマホもポケットに入れてみる

IMG

次にチェックしたいのは、スマホの収納。Incaseのバックパックにはスマホの収納を想定したジップポケットが外側のトップないしフロントについており、小キズがつかないよう起毛裏地を使用したモデルも多い。
「スマホの収納に便利なポケットなのですが、間口や収納サイズはモデルによって異なります。近年は大型化したスマホも登場していますので、モノによってはポケットに入れるのがギリギリになる場合も。どんな具合で収納できるのか、お試しください」

実際に背負って"自分の背中を預けられるか"確かめる

見落としがちなのが使い心地だ。実物に触れられる機会があれば、ぜひ背負ってチェックしてみることをおすすめする。

自分にしっくりくるサイズであること

つい容量やデザインを優先しがちだが、その前に自分の体に合っていることが大前提。小さすぎては不格好だし、大きすぎては安定して持ち運べない。

IMG

「第一に、体の身幅にしっかり収まっていることが絶対です。もし左右からはみ出していれば、歩行中になにかに引っ掛けてしまう危険性がありますし、体にも適切にフィットされません」

IMG

「次に高さも肝心です。街中ではバックをだいぶ下のほうに落とした持ち方を見かけますが、あれはファッション的なスタイルでおすすめできません。本来は、バッグ本体の下部が腰のやや上にくるのが正解。それにより、バッグの荷重を腰で支えることができ、負担感を抑えられますから。またその際、ストラップの取り付け場所が体の適切な位置にくることも大切です。バッグが大きすぎたり小さすぎたりすると、これらの位置と体の関係がうまく噛み合わず、持ちにくさにつながってしまいます」

ストラップのハマり具合を確かめる

IMG

次にチェックしたいのは、ショルダーストラップの具合だ。Incaseは人間工学に基づく設計を行っており、肩の曲線に自然と沿うようなパターンに仕上がっている。そのためほとんどの場合は心配する必要がないが、隙間なく肩にフィットしているかを確認しよう。
「あとはパッドの厚みもチェックしてみてください。Incaseの場合、容量が多いモデルほど厚みが増し、負担感を軽減する作りになっています」

IMG

なおショルダーストラップには、上側の取り付け部が一体化したワンピースタイプと、それぞれが分離したセパレートタイプの2つが存在する。それほど大きな差はないが、ワンピースタイプは肩部分の接触面積を増やすことで負担感が軽減されやすく、セパレートタイプは片側だけで使ったり前抱えしやす かったりする。お好みで選びたい。

背中への当たり心地や生地の質感も確認

IMG

パックパネルも大切だ。負担感を抑えて背中に異物感を感じないようにさせるクッション性と、ムレを抑制する通気性の双方が求められる。
「直接体に当たる部分ですし、『厚すぎて困る』ということもほとんどないので、しっかりした作りのモデルを選びましょう。Incaseのバックパックはどのモデルも機能性が確かですが、厚みやパッドの形状はそれぞれ異なりますので、使い心地をお確かめください」

さまざまな持ち方やポケットの使い勝手を確かめる

IMG

あとは、コンパートメントやポケットの使い心地もチェック。どれだけポケットがついていても、手が届きにくい位置にレイアウトされていたり、モノの出し入れがしづらい構造だったら意味がない。
「背負った状態や手持ちした状態、ストラップの片方だけを外してバッグ本体を体の前にスライドさせた状態......普段からいろいろな持ち方で使うはず。そうしたときに、ポケットからお目当てのモノをちゃんと出し入れできるのか確かめてみることも大切です」

気になったものすべてチェックできるのがリアルショップのよさ

実物を手に取って確かめられるのがリアルショップのよさ。ショップに足を運ぶと「どこから手をつけていいのかわからない!」という人は、製品を知り尽くしたスタッフの意見も聞きつつ、ぜひここで書かれたプロセスを実施してみてほしい。“自分にベストのバックパック”を見つけ出せるはずだ。

直営店「Incase SHINJUKU」

詳細はこちら

閉じる